ニューHtmlチェッカー(Nu Html Checker)
いつもマークアップチェックで使用していた「W3C」の「Markup Validation Service」が、2015年7月14日頃から「Nu Html Checker(ニューHtmlチェッカー)」という新しいページに誘導されるようになりました。
伴い、「role属性」のコードチェックが、軒並み「Warning(警告)」となりましたので、以下の通り修正を行いました。
header(ヘッダー)要素の「role属性」
チェック結果「警告」になったコーディング例
<header role="banner">
<p>ホームページ作成方法</p>
</header>
「警告」とは、「エラー」と異なりコードの間違いでは無いので「有効」です。「変だね!」程度と捉えて、余裕があれば「警告」が無くなるように修正します。
修正方法は「警告」の内容に沿って、コードの修正を行います。英文で分かりにくいのですが、この例は、「header(ヘッダー)にbanner(バナー)role(役割)は不要」と解釈して、以下のよにbanner(バナー)role(役割)をp要素に組み込む修正で解消しました。
修正してチェック結果も解消したコーディングの例
<header>
<p role="banner">ホームページ作成方法</p>
</header>
main(メイン)要素の「role属性」
チェック結果「警告」になったコーディングの例
<main role="main">
・・・メインコンテンツ・・・
</main>
「警告」の内容は、「main要素」に「role=main属性」は不要。と大変ごもっともな指摘です。この場合、「role=main属性」を外してしまうのが正解に近いのですが、それではHTML5に対応していない「支援技術」に伝達できない事になります。
対処としては、万能コンテナの「div要素」に「role=main属性」を移す事で、「コードチェック」「支援技術」両方をクリアする事ができました。
修正してチェック結果も解消したコーディングの例
<main>
<div role="main">
・・・メインコンテンツ・・・
</div>
</main>
nav(ナビ)要素の「role属性」
チェック結果「警告」になったコーディングの例
<nav role="navigation">
・・・ul・li要素・・・
</nav>
「警告」の内容は「main要素」と同じく、「nav要素」に「role=navigation属性」は不要。という指摘です。
これについても、「div要素」に「role=navigation属性」を移す事で、「コードチェック」「支援技術」両方をクリアする事ができます。
修正してチェック結果も解消したコーディングの例
<nav>
<div role="navigation">
・・・ul・li要素・・・
</div>
</nav>
footer(フッター)要素の「role属性」
チェック結果「警告」になったコーディングの例
<footer role="contentinfo">
<address>
制作者へ連絡:<a href="mailto:3377@
mbp.nifty.com">
落合ネット</a>
</address>
<p><small>Copyright ©
OCHIAI NET All Light
Reserved.</small></p>
</footer>
「警告」の内容は、「footer要素」に「role=contentinfo属性」は不要。という指摘です。
この場合、「address要素」に「role=contentinfo属性」を移した場合は、「エラー」になりますので、最終的な対処方法は、製作者情報やCopyright ©を記載している「p要素」に「role=contentinfo属性」を移す事で、クリアする事がでます。
修正してチェック結果も解消したコーディングの例
<footer>
<address>
<p role="contentinfo">
制作者へ連絡:<a href="mailto:3377@
mbp.nifty.com">
落合ネット</a>
</p>
</address>
<p role="contentinfo">
<small>Copyright ©
OCHIAI NET All Light
Reserved.</small></p>
</footer>
注意点
以上の内容は、2015年7月17日時点の「ニューHtmlチェッカー」にクリアして、かつ「wai-aria」の趣旨にも対応できるように「実務上」の対処方法です。又、「ニューHtmlチェッカー」についても、その動作は常に変更が加えられ、「エラー」や「警告」が無いとしても、そのHTMLが必ずしも「正解」ではない事は、同サイト内においても説明がされております。つまり、参考として捉えて、限られた時間の中で、最低限必要な対処を行う事で十分と考えます。
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